Setup

新4年生向け:Macの環境セットアップ

研究室配属された4年生には1人あたりMacBook Pro1台をできる限り貸し出しています。 そのMacBook Proで、輪講やセミナーのスライド作成や、研究のコーディングや計算・解析(重たい計算はサーバでやりますが)、卒検発表のスライド作成と発表までほぼ全てを行ってもらいます。 教員や他のメンバーとも環境が揃っていたほうが便利なことが多いので、環境のセットアップ手順をまとめます。

以下の状態となることが目標です。個々のソフトウェアの具体的な使い方については、輪講後にハンズオンセミナーを行います:

  • 適切なアカウント名を設定する

  • Macの基本的な使い方を知る

  • ターミナルでコマンドが打てるようになる

  • Homebrewをインストールしている

  • 研究室メンバーで連絡を取り合えるようにSlackを使えるようになる

  • 資料作成のためにMicrosoft Office(ワードやパワーポイント)を使えるようになる

  • オンラインでの輪講やセミナーのためにZoomを使えるようになる(新型コロナ対応)

  • セキュリティを強化している

適切なアカウント名の設定

Macを設定する途中で、アカウント名の入力が求められます。このアカウント名には、できる限りシンプルでユニークな英字を選んでください。というのは、ここで作成したアカウント名とPCクラスタで使用するアカウント名が揃っているととても便利です。PCクラスタで使用するアカウント名はキーボードを使ったコマンドで打ちやすいものでなければなりません。のちのちのためにシンプルでユニークな英字を選んでください。例えば、櫻井さんだったら sakuskr などが候補となります。

Macの基本的な使い方を知る

ここを一通り読んでMacの基本的な概念を学んでください。

また、MacOSの細かな環境設定についてはQiitaの記事などが参考になります。

「ターミナル」の起動

まず、コマンドラインを実行するために、Macの「ターミナル」を「アプリケーション」 -> 「ユーティリティ」 -> 「ターミナル」 の順で立ち上げます。 研究ではこのターミナルソフトの中で様々なコマンドを実行することが多いです。

Homebrewのインストールと必要なソフトウェアのインストール

HomebrewとはMacのアプリケーションのインストール・アンインストールを管理してくれるパッケージマネージャです。ここに従ってターミナルからインストールしてください。

Homebrewではbrewというコマンドの後に、命令を書いてアプリケーションを探したりインストールすることができます。以下で、命令可能なコマンドを確認してみてください。

$ brew help

Slackをインストールします。別途ワークスペース情報を共有するので大学のMicrosoft365メールアドレスでログインしてください。

$ brew install --cask slack

Microsoft Officeをインストールします。インストール後、起動時にアカウントが求められますので、大学のMicrosoft365アカウントを使ってください。

$ brew install --cask microsoft-office

Zoomをインストールします。

$ brew install --cask zoom

セキュリティを強化する

まず、MacBook Proへのログインパスワードが簡単すぎる場合は、ここに従って予測されにくいものへ変更してください。その後、ここに従って、MacOSの機能である「起動ディスクの暗号化(FireVault)」をオンにしてください。これを有効にすれば、例えばMacBook Proが盗難にあってもデータが漏洩することを防ぐことができます。