Macの基本的な使い方
Macの基本
https://help.apple.com/macos/big-sur/mac-basics/#apps
Windowsとの違い
- ウィンドウを閉じてもアプリは終了していない
- Applicationフォルダへ入れることがインストール、その逆はアンインストール
- Windowsの
Ctrl
キーが MacのCmd
キーに相当する - 右クリックがない。があるように設定することもできる(以下ではそのように設定する)
各種設定
- 左上のリンゴマークから「このMacについて」で自分のマシンの性能を確認
- マウス/トラックパッド/キーボードの設定
- Finderの設定 (Homeディレクトリをサイドバーに、全てのファイルを表示、リスト表示)
- Dockの設定(右側にする、アプリケーションフォルダの追加など)
- デスクトップを一つ増やす。デスクトップの移動。
覚えてほしいショートカットキー
- コピー
Cmd-c
- ペースト
Cmd-v
- 複製
Cmd-d
(PowerPointやFinderでよく使う) - Undo
Cmd-z
- ウィンドウ/タブを閉じる
Cmd-w
- アプリの終了
Cmd-q
- アプリ切り替え
Cmd-Tab
- スクリーンショット
Cmd-Shift-5
- Safariなど ページ送り
Space
- Safariなど ページ戻し
Shift-Space
- Safariなど URLへフォーカス
Cmd-l
- Safariやターミナルなど 新しいタブの作成
Cmd-t
- Safariやターミナルなど タブの移動
Cmd-Shift-矢印
Cmd-Shift-[]
- Finder ディレクトリの移動
Cmd-上下矢印
便利なアプリ
- 使用状況確認 Activity Monitor
- スポットライト または ランチャ Alfred (
brew install --cask alfred
でインストール) - エディタ VSCode Emacs
良い慣習(Good practice)
- Homeディレクトリ直下にディレクトリを作成していく
- ファイル名またはディレクトリ名は「日付_内容」にする。そうすると時間順でファイル/ディレクトリが一覧できる
- ターミナルからも使用するファイル/ディレクトリの場合は、「内容」をできる限り英数字で書く(ターミナルから扱いやすいようにするため)
- 研究室ホームページをブックマークへ追加。ホームページのリンクを使う
コマンドの初歩
ターミナルの設定
- ターミナルの起動
- Dockへの追加
- ターミナルの設定(フォントサイズ、背景の透過など)
- タブの使用
シェルの機能
- シェルとは?
- Tab補完
- ワイルドカード
*
?
- 履歴の呼び起こし
- 履歴のインクリメンタル検索
Ctrl-r
(履歴に関しては http://0xcc.net/unimag/3/ ) - 一度手入力した長めのコマンドは二度と手入力しないように、履歴を使いこなすことを心がける
ショートカットキー
- 一文字先
Ctrl-f
- 一文字前
Ctrl-f
- カーソル上の文字を削除
Ctrl-d
- カーソル上の一つ前を削除
Ctrl-h
- 行先頭
Ctrl-a
- 行末尾
Ctrl-e
- 一つ前のコマンド
Ctrl-p
- 一つ後のコマンド
Ctrl-n
- 履歴のインクリメンタル検索
Ctrl-r
パスの概念
- 絶対パス
- 相対パス
- ドット(.)の意味。チルダ(~)の意味
基本的コマンド
- 現在のディレクトリの表示(print working directory)
pwd
- ディレクトリの移動(chand directory)
cd
cd -
- ファイル/ディレクトリの一覧(list)
ls
ls -l
ls -al
ls -rtl
- ファイル/ディレクトリのコピー
cp
cp -r
- ファイル/ディレクトリの移動
mv
- ファイルの削除
rm
rm -f
- ディレクトリの作成
mkdir
- ディレクトリの削除
rm
rm -r
rm -rf
- 履歴表示
history
- テキストファイルの中身を表示(concatenate)
cat
- 文字数や行数を数える
wc
wc -l
- ファイル内の文字列検索
grep
- ファイルの検索
find
mdfind
- 画面の文字を表示
echo
- 管理者権限で実行
sudo
- 使用状況確認
htop
(brew install htop
でインストール) - Finderで開く
open
- コマンドのマニュアルを読む
man
- 番外編 音声読み上げ
say
、コピーpbcopy
ページャless
- ページ送り(
SPC
)、ページ戻し(b
) - 検索(
/クエリ文字列
)、次の候補へ移動(n
)、前の候補へ移動(Shift+n
) - 終了(
q
)、vimを起動(v
) - PDBデータを
less
で見てみる
環境変数
HOME
(echo $HOME
で確認)PATH
(echo $PATH
で確認)PATH
に current directory が含まれていない理由which
コマンドの紹介
dotファイル
- dotファイルは設定ファイル。環境変数などを定義。
ls -a
で表示できる ~/.zshrc
シェルの設定ファイル~/.zsh_history
コマンドの履歴が保存されるファイル
ターミナル上でテキストファイルを編集
- ターミナル上で使うエディタとしては vim がお手軽で便利なので、以下を閲覧して基本だけでも使えるようになってください。 https://dotinstall.com/lessons/basic_vim
課題
- vimを使って、
~/.zshrc
へ以下の設定を追加してください。lsをカラー化したり保存される履歴などを増やします。
# prompt
PROMPT='%m:%c %n$ '
# zsh-completions(補完機能)の設定
if [ -e /usr/local/share/zsh-completions ]; then
fpath=(/usr/local/share/zsh-completions $fpath)
fi
autoload -U compinit
compinit -u
# ls に色を付ける
export LSCOLORS=exfxcxdxbxegedabagacad
export LS_COLORS='di=34:ln=35:so=32:pi=33:ex=31:bd=46;34:cd=43;34:su=41;30:sg=46;30:tw=42;30:ow=43;30'
alias ls="ls -GF"
alias gls="gls --color"
zstyle ':completion:*' list-colors 'di=34' 'ln=35' 'so=32' 'ex=31' 'bd=46;34' 'cd=43;34'
# コマンド履歴
HISTSIZE=6000000
SAVEHIST=6000000
setopt share_history
# コマンド履歴検索
autoload history-search-end
zle -N history-beginning-search-backward-end history-search-end
zle -N history-beginning-search-forward-end history-search-end
bindkey "^P" history-beginning-search-backward-end
bindkey "^N" history-beginning-search-forward-end
# ディレクトリ名を入力するだけで移動
setopt auto_cd
# 移動したディレクトリを記録しておく。"cd -[Tab]"で移動履歴を一覧
setopt auto_pushd
# コマンド訂正
setopt correct
# 補完候補を詰めて表示する
setopt list_packed
# 補完候補表示時などにピッピとビープ音をならないように設定
setopt nolistbeep
# Emacsライクキーバインド設定
bindkey -e
# ターミナルの文字コードの設定
export LC_CTYPE=ja_JP.UTF-8
# デフォルトのエディタ
export EDITOR=vim
-
find
とmdfind
の実用的なオプションを調べて、試してみてください。 -
シェルの機能であるパイプとリダイレクションについてネットで調べてください。パイプを使って面白いワンライナーを作ってみてください。
今後のための環境構築
Jupyter Labのインストール
Jupyterとは?Jupyter Labとは?
pythonとjuliaをbrewでインストール
$ brew install python3
$ brew install julia
juliaで必要なパッケージなどをインストール
$ julia
julia>
# enter the package mode by pressing ]
pkg> add IJulia, Flux, Plots, PyPlot, Statistics, BSON, Revise, HTTP
pkg> add https://github.com/matsunagalab/MDToolbox.jl.git
# return to the REPL mode by pressing BACKSPACE or DELETE
julia> using IJulia
julia> exit()
Jupyter Labのインストール
$ brew install jupyterlab
Jupyter Labの起動
$ jupyter-lab
コンパイラ関連のインストール
gccのインストール
$ brew install gcc@11